レポート: プログラミング教育とか

厚切りジェイソン

今回のメイカーフェアではプログラミング学習関連のセッションで、厚切りジェイソンが出演していました。(撮影禁止で写真なし)そこではアメリカと日本の教育の違いのトークショーや小学校でのプログラミング学習の必修化に関しての対談を行なっていました。そこでは大学時代にGoogleのインターン募集に落ちたエピソードをされていました。

全米から応募のあるGoogleに最終選考で落ちた後、募集人数と応募者数の関係から確実に勝ち残るにはどうするかを考え、得意分野を2つ以上作ると唯一無二の人材になり競争しやすくなると判断し、専門のITスキルにプラスして日本語も学習したそうです。その結果、音声認識の研究所にインターンで入ることがきることになったそうです。(条件がミシガン州周辺生まれでITスキルがあり、日本語ができるという条件で結果5人くらいしか応募がなかったとか)この得意分野をもう一個作って属性を増やしそこで競争するのは戦略として良さそうです。
SC-MAKERS!としての活動もそういう側面あるかもしれません。

プログラミング教育

2020年度からプログラミング教育が小学校で実施されます。ただ、現場ではプログラミング経験のない先生が大半であり対応が難しいようです。(設備が足りない学校も多い)
文部科学省作成の手引きを見るとhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm
対応策としてボランティアに期待などあるようですが、どうなんでしょうか。無償だとなかなか会社としては対応できません。
ただニーズとしてはあるはずなので、会社としての関わりを考えてもいいのかもしれません。
実際今回販売したぴこピコ☆らぶタッチMiniも夏休みの自由研究として組み立てたいという方もいました。(実際組み立て済み品でプログラムの上書きができる旨を聞き、買っていかれたそうです)
教育に踏み込んだ製品検討はありかもしれません。

他気になったもの

紙飛行機世界チャンピオンの講演

飛距離世界一の記録を作ったJhon M.Collinsが様々な性格の紙飛行機を解説していました。小学生だったら大半ははまる紙飛行機ですが(よく教室から飛ばしていました)紙飛行機のバリエーションとメカニズムの考察が多彩で面白かったです。本業はテレビ番組のディレクターで、これももう一つの得意分野を作られた方と言えそうです。
写真は下に板を置いておくと上昇気流で30分は飛び続けるフォローフォイルという紙飛行機になります。

風力の可視化

現在はサーバーが停止していて見れませんが、風向きや風力をGoogle Mapsに重ねてブラウザ上で可視化されていました。私が興味を引かれたのは、風力を可視化するという業務に関わっていたことがあったからです。当時実現したよりもよりうまく表現されているように思いました。ブラウザで見れるというのがいいですね。

ボルタンスキー展(おまけ)

相当不快なビデオ2作品(ひたすら咳をする男とひたすら舐める男)から始まり、衣服や写真を組み合わせた墓標を想起させる作品が大量に表現された、ボルタンスキーの展示会に帰りに寄りました。
メイカーフェアのような陽性は一切なく、ただひたすら墓穴の中にいて、ただはるか彼方にかすかに光が見えると言った感じの展示でした。

こういう人間の存在を別の観点から考察させるような現代芸術的なアプローチ、SC-MAKERS!でいつかチャレンジしてもいいのかもしれません。

(本レポートについて)

このレポートは、展示会へ参加したスタッフに課された「当日の展示などを見て回り、印象に残ったものや出来事について記事を書け」という課題の成果物です。 
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