レポート:当社の展示に対するふりかえり
2022年12月3~4日に岐阜県大垣市で開催されたOgaki Mini Maker Faire 2022は、当社にとって通算3度目の大垣出展でした。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で出展することができなかったので、4年ぶりに無事に出展できたことにひとまずホッとしています。
3F入り口の大きな看板やエスカレーターのそばにかかる大きな垂れ幕を見ると、大垣にやってきたのだという感覚がよみがえりました。
さて本稿はいつものスタッフレポートの1つなのですが、他のスタッフは他出展者さんについての感想を書いているようなので、私は当社ブースについて過去の展示も思い出しつつ今年の展示を少しふりかえってみようと思います。
変わらない展示スタイル・変わる展示内容
2016年からの展示スタイルとして変わっていないのは同時に2作品以上を展示するという点です。2作品以上でなければならないと決めているわけではないのですが、ブースを賑やかにしようと試みた結果、たまたま2作品以上を同時に持ち込むことがほとんどです。
展示内容はその年によって変わってきていますが、今年は若手メンバーによる新作「オレの右腕」とおなじみの「ぴこピコ☆らぶタッチ」で使用されているタッチパネルのみを展示しました。
「ぴこピコ☆らぶタッチ」だけはなんだかんだでほぼ毎回のように展示していますので、過去に大垣・東京・京都など他の会場で触れてくださった方が「以前見たことがあります」と声をかけてくださることもあって、これまで展示してきた積み重ねを感じます。
今回の展示作品について
タッチパネルの構造展示
「ぴこピコ☆らぶタッチ」の現タッチパネルは2018年の大垣で初展示して以来、各地で触れていただいた作品で今回は凱旋展示のような感覚でした。
老朽化で壊れやすくなっており、このOgaki Mini Maker Faire 2022の物理会場ではパネルのふたを開いて中の構造をご覧いただく展示を行いましたが、「不思議だ」「きれいだ」とコメントいただくだけでなく「どうやって作ったのか」「部品をどう調達したのか」とご質問いただくことも多かったのはメイカーフェアという場ならではの反応だったと考えています。
「オレの右腕」
「オレの右腕」はITA-DTコンテスト2022へ出品して以来の初展示で、コンテストの審査員以外の方からはどのような反応をいただけるかを楽しみに展示しました。
ブースではあいにくスムースに動作しないときもありましたが、うまく動作せずトラブっている様子をむしろ楽しんでくださるお客様や、パソコン上のシミュレーターだけで遊んでくださるお客様にもお会いできたのが新鮮でした。
〈メタバース〉会場での展示
Ogaki Mini Maker Faire 2022ではスペシャルな企画として〈メタバース〉会場も用意されました。当社は〈2D会場〉と〈VR会場〉へ参加させていただきましたが、それぞれで使用されたGather、STYLYというプラットフォームはどちらも初めてで単純に新たな刺激として良い体験をさせていただきました。
〈メタバース〉会場は物理会場へ行けない方が現地の雰囲気を感じるための企画という側面もあるでしょうが、物理会場とは違った表現やアピールの仕方ができる新たなフィールドとしての可能性も感じられました。
1度やってみると「あれはこうしたかったな」と反省したくなるので、次の機会にはさらにパワーアップした〈メタバース〉展示ができるようになるだろうと思います。
最後に
当社の活動SC-MAKERS!(エスシー・メイカーズ)は、自社製品・サービスの開発を主な目的に、作品製作とその展示を通じて学びを得ることを狙って続けています。
活動に関わるスタッフも入れ替わってきていますがOgaki Mini Maker Faire 2022に参加したスタッフもまた、自分たちの作品を見ていただいたり他出展者の方の展示に触れたりすることから、何か得たものがあったようで何よりでした。
果たして次回の展示はどのようになるでしょうか。引き続き当社の活動へご期待いただければ幸いです。
(本レポートについて)
このレポートは、展示会を視察したスタッフに課された「当日の展示などを見て回り、印象に残ったものや出来事について記事を書け」という課題の成果物です。
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