NO MORE 置き去り
NO MORE 置き去り
保育園における送迎バスでの置き去り事故を防ぐために、RFID(Radio Frequency Identification)を用いて園児の乗車・降車情報を管理・表示できるようにしたシステム作品です。
弊社社内の若手エンジニアによるチーム「RFSC」によって製作され、2023年11月10日(金)に開催されたITA-DTコンテスト2023にて技術賞(技術力大賞)を受賞しました。
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に開催されるMaker Faire Kyoto 2024への出展を予定しています。(S / 06-05ブース)
作品紹介
まず園児の乗車・降車を検知
前提として、バスの乗車口にRFIDリーダーを設置したうえで、園児1人1人に個々人を判別できる小さなRFIDタグを身に着けていただきます。
園児が乗車・降車するたびにRFIDタグの情報を読み取ってデータベースに都度記録すれば、誰がバスの中にいるのか把握できるようになると考えました。
データを見て置き去りに気づく
データベースで「乗車」と記録されている園児が一定時間(仮に30分)経過しても「降車」にならなければ、その子はバスに置き去りにされている恐れがあると判断することができます。
システム構成(ITA-DTコンテスト2023 参加時)
乗降車を記録するシステム
バスのRFIDリーダーで読み取った乗車・降車データは次の経路を経由してデータベース(Amazon DynamoDB)へ記録するようにしました。
- RFIDリーダー
- データ送信用アプリ
- Amazon API Gateway
- Amazon Lambda
- Amazon DynamoDB(データベース)
データを表示するシステム
データベースに記録されたデータをユーザーが見れるようにするためにAWS Amplifyを用いてWEBアプリケーションを構築しました。
このとき、一定時間ごとにDynamoDBからデータを取得する工夫によって最新情報を常に表示できるようにしています。
今後の課題
- 人数チェック機能の追加
どのクラスの園児が何人置き去りになっているのか担任の先生がすぐ特定できるように、クラス情報と園児のRFID情報とを紐づけてデータベースに登録できるようにしたいと考えています。 - WEBアプリケーションの機能追加
表示されるデータを絞り込んだり、検索できる機能が必要だと考えています。
お問い合わせ
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