ぴこピコ☆らぶタッチMini専用ソフトウェアの書き込み(M5Burner利用)

ぴこピコ☆らぶタッチMini(2023)を手作りするためにはATOM S3に専用ソフトウェアを書き込む必要がありますが、そのためにはGitHubに置かれたソースコードをビルドしなければいけません。

本稿ではM5Burnerを使うことで、ソースコードをビルドせずに専用ソフトウェアを書き込む方法をご案内します。

前提

ATOM S3を9つと、ピンヘッダはんだづけ済みのプリント基板を用意して下さい

手順

M5Stack公式サイトからM5Burnerをダウンロードします。本稿ではWindows用をダウンロードしていますが、お使いの環境がmacOSまたはLinuxの場合はそれぞれ専用のものをダウンロードしましょう。

ダウンロードされたZIPファイルを任意のフォルダにすべて展開します。

展開したフォルダに含まれている M5Burner.exe を実行するとM5Burnerが起動します。

右下に「Update Complated」が表示されているときは restart を押して再起動しましょう。M5Burnerがアップデートされます。

左側のメニューから「ATOMS3」を選択し Piko Piko Love Touch Mini (2023) for ATOM S3 の項目が存在することを確認してください。

専用ソフトウェアの書き込み

9個あるATOM S3に1つずつ異なる専用ソフトウェアを書き込んでゆきましょう。

まず1つ目のATOM S3を取り出して、パソコンとUSBケーブルで接続します。

M5Burnerの画面で書き込みソフトウェアの名称を選択します。ここではv1.0.0_No3を選択しました。

専用ソフトウェアは vで始まるバージョン番号とアドレスを示すNoの組み合わせで名づけられています。v1.0.0_No3の場合、バージョンは1.0.0、アドレスは3という意味です。

Downloadボタンを押して専用ソフトウェアをダウンロードしたら、書き込むための Burnボタンが現れます。

Burnボタンを押し、案内に従って書き込みましょう。

「これは非公式のファームウェアです。続けてよろしいですか?」
Continueボタンを押して続けます。
ATOMS3が接続されているCOMポート番号であることを確認したら
Startボタンを押すだけ
順調ならば1分もかからないくらいの速度で終わります

正しく書き込まれれば、ATOM S3の画面にアドレス(No)が表示されます。

書き込み終わったATOM S3をはんだづけ済みのプリント基板へ差し込みます。

差し込む場所はプリント基板に小さく書かれた U* という文字に合わせます。つまりNo3のATOMS3は U3 に差し込めばOKです。

あとはここまでと同じやり方で、No1~2、4~9のATOMS3を作成して差し込んでゆくだけです。