文系出身SEが電子工作はじめました!

どうも、文系出身でSEになり、現在入社10年目のSC社員です。



この度、弊社の社内活動である「ものつくり活動」なるものの構成員として、SC-MAKERS!スタッフから、なにか活動記録を書いて欲しいといわれ記事を書いてます。よろしくお願いします。


結論から言って、何にも「ものつくり」はできていません。気持ちはあるんです。ただ、やり始めると、すぐにぶち当たるんです。壁ってやつなんですかね。それは技術的なものであったり、体力的なものであったり…。
いろいろあります。


ま、ここでこんな中年男性の悩みというか愚痴をこぼしても仕方がないので、2019年冬ぐらいから、自分が今まで取り組んできたものつくりへのアプローチと壁について、紹介したいと思います。


…こんな記事でいいんですかね。本当は技術レポート的な正式な文章が求められていそうなのに、という一抹では足りない不安はありますが。



はい!!


私がものつくり活動としてやってきたことをリストアップしてみます。

1.Arduinoを購入。
 ・LEDをチカチカさせてみた。
 ・サーボモータ、DCモータを制御してみた。
    ・赤外線レシーバーとリモコンでサーボモータを動かしてみた。
2.ラジコンカーを作ってみよう
 ・ミニ四駆で車の構造を勉強してみよう
 ・ラジコンカーの筐体を作っttttttttttt
3.ハードウェアの設計図を書いてみよう
 ・回路設計の仕方を学んdddddd
    ・立体図面(CAD)の書き方を学んdddddd
    ・オームの法則から物理化学の勉強しなおそう ← New!!




………お分かりいただけたでしょうか?

実は私のものつくり活動、Arduinoを購入してから、SEとして業務で仕入れた知識や技術を使って、簡単な配線で行える制御サンプルを作るところまでは、順調に進めることができていたんです。

ですが、そこまででした。


そこから、Arduinoで制御して動くものを本格的に作ろうとしてから、キーボードのタイピングも完了できないほど「道半ば」で、終わっています。

そんなへっぽこ野郎が何を語れるんだ?って感じですが。とりあえず、やってきたことについて書いていこうと思います。



まずは「1.Arduinoを買ってみた」件。まずは簡単にArduinoとは、、、
「 Arduino(アルドゥイーノ)とは、AVRマイコンや入出力ポートを備えた基板、Arduino言語や専用の統合開発環境によって構成されるシステム」です。


せっかくなので購入したArduinoの画像をあげておきます。↓こんなんです。


購入してみて思ったこと。

私は普段、SEとして業務ではLinux上で稼働するサーバアプリケーションの開発に携わることが多いです。そこではハードウェアの制御などというものはドライバーの責務であり、ドライバーは提供されるものでした。だから、ハードウェアを強く意識することはまずありません。


それに比べて、Arduinoを用いたものつくりでは、制御するハードウェアのデータシートをよく読んで、そのハードウェアとArduinoのマイコンを自分で配線するところから始めなければなりません。

しかも、その配線に従って入出力させる電気信号を制御するファームウェアのプログラムを”ちゃんと”作らないと、恐ろしいことにマイコンが壊れちゃいます。


実はこれ、かなりの結構なプレッシャーで、小金しか持たない妻子持ち平社員は慎重にならざるを得ません。
ここで、ぶちあたってしまった壁は、Arduino(マイコン)とハードウェアの配線の仕方。定格電流/電圧の計算やデータシートの読み方です。


ちなみに配線する時のイメージはこんなんです。

Arduino基盤のどのPINがどういう役割で何A(アンペア)まで大丈夫なのかを考える必要があります。それを考えるためのネタがデータシート。
こんなんです。↓

(購入したAruduino開発Kitの付属DVDに入ってたものと同じデータシート)

こんなん、心折れるに決まっています。


全文英語な上、みるべきポイントがどこなのか、素人目ではすぐに判断できませんでした。しかし、これでも勤勉な中堅社員です。時間はかかってもサンプルはつくってみました。
そして、ようやっと、「2.ラジコンカーを作ってみよう」を開始しました。



構想を絵にかいてみました。

さらに具体的に。


…絵が下手くそでした。実はこれが第2の壁でした。



工作経験も少ないため、精密機械であるマイコン基盤を乗っける筐体作りにも苦戦しました。とりあえず設計図を書いてみようと思ったのですが、絵心がこの通りですので、どうやって筐体を作っていけばいいのかわからなくなりました。
彷徨った挙句、彫刻刀を取り出し、何か仏像のようなものを彫り始めたとき、いったん、活動を停止することにしました。


そんなこんなで、現在はいろいろな勉強に手を出した挙句、今は物理化学のお勉強を始めています。

そういえば、自分は文系で、物理化学の勉強を疎かにしており、オームの法則すらまともに覚えていなかったんだということを思い出しました。

「覚えていないことを思い出す」とは実に不思議なんですが、こうしてSEとして、時には組込みシステムの開発に携わったりしていると、どうも自分が機械工学に強くなった気がしてしまっていたみたいです。やはり、”やってみない”とわからないものです。


とりあえず、「継続は力なり」という言葉もあります。
なので、薄くなが~く、ものつくりに取り組んでいければと考えております。
再度、続編記事の作成依頼が私にくるかはわかりませんが、かなり長くなってしまったので今回はここまでとさせていただきます。


ありがとうございました!!


みなさんも、電子工作はじめてみてはいかがですか??

(本記事について)

この記事は、Maker Faire Tokyo 2020の開催に合わせ、SC-MAKERS!スタッフに最近の取り組みについて執筆してほしいと依頼した課題の成果物です。 
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