レポート:1年目社員 Maker Faire初参加の感想
2022/12/3~12/4に開催されました、Ogaki Mini Maker Faire 2022に参加してきました。
出展者としてもはじめてですが、メイカーフェアは参加自体がはじめてで、出展者としての緊張と、参加の楽しみが混ざったどきどき感で初日を迎えました。
この2日間の感想をひとことでまとめると、
「ものづくりが好き!!で溢れてる!」
でした。
集まった人たちのものづくりが好き、楽しい、わくわくするという活気があらゆるブースから伝わってきました。
乱杭渡り 二足歩行するからくり人形
気になった展示の中から一つを紹介させていただきます。
今江科学さまの「乱杭渡り 二足歩行するからくり人形」
江戸時代の杭の上を歩くからくり人形を現代技術で再現したものだそうです。
手回しハンドルを回すと白い人形が階段を上がっていくというもの。
台の中の赤い棒の抜き差しで脚の固定と膝の伸ばしを行い、ワイヤーで反対の脚を引き上げているそうです。
実際に動かしながら説明をしていただきましたが、左脚の杭を見て、右脚のワイヤーを見て…と目で追うだけでも大変で、からくりを理解するのは難しかったです。
電気もない時代にこのようなものを考えて作れるなんて考えた人は天才ですね~。などとお話させていただきました。
また、この展示のからくり人形は、ただ当時のからくりを再現しただけでなく、オリジナルからバージョンアップされていて、昔のMakerもその技術を発展させる現代のMakerもすごいなあと思いました。
画像の右側に資料集のようなものがちらっと写っていますが、この資料に載っているからくりの図面などを参考に制作されたそうで、からくり人形の研究をされている大学の先生かな?と勝手に思ったのですが、全く別のお仕事をされていて、趣味で作られているとのことでした。
どうしてまたからくり人形を?
気になって聞いてみました。
昔からからくり人形が好きで、今まで人形の着物に隠れて見えなかったしかけが、このような資料によって明らかになり、そろそろ自分でも作れるんじゃないか。と思ったからだそうです。
どうなっているんだろうと思っていたものが「こうなっていたのか!」と分かるのってわくわくするよな~。とか、「これ自分で作れるんじゃない?」と思える瞬間ってすごくテンション上がるよな~。と、勝手に今江科学さまの気分を想像してしまいました。
他の出展者の方にも「これ自分も作れるんじゃないか」と思って作ってみたという方がいらっしゃり、出展者の方のお話を聞いて回っているだけで、そのわくわく感をおすそ分けしてもらったような気分になれました。
他にも「こうしたらなんか面白いかなと思って。」という制作理由もよく聞かれ、
もちろん社会問題解決のため、のような理由も素晴らしいなと思うのですが、わくわく感とか面白そうという気持ちでものづくりをするのっていいなあと思いました。
この2日間で普段出会わないような方とたくさん出会う貴重な経験をさせていただきました。
とても刺激たっぷりの2日間だったので、ぜひまた参加したいなと思いました。
(本レポートについて)
このレポートは、展示会を視察したスタッフに課された「当日の展示などを見て回り、印象に残ったものや出来事について記事を書け」という課題の成果物です。
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